虫歯・歯周病の原因は「細菌」です。
歯磨きを一生懸命やっているのに、虫歯や歯周病になりやすい人はいます。
特に虫歯。
虫歯になる要素にはいくつかあり、それが重なった時に虫歯が出来ます。
・お口の中に虫歯の原因の細菌がいる
・お口の中に食べ物が入ってきて、細菌が活動するエネルギー源になる
・最近が活動して「酸」を作る
・歯の表面の「回復」の時間が作られない
これの繰り返しで虫歯になりますが、歯の表面の汚れ(歯垢)を歯磨きで落とす事で、虫歯はある程度防ぐことが出来ます。
しかし、「歯磨きをほとんどしないのに、虫歯がほとんどない人」が必ず存在します。
それはなぜか。
口の中に「虫歯の原因になる細菌が少ない、または存在しない」からなのです。
とても羨ましいお口の環境です。
お口の中(口に限らず人の体には必ず)には、何百種類いるとされている細菌のうち、何種類かが、住み着いています。(全ての人に住み着いており、常在菌と言います)
その細菌のうち、お口に住み着いて定着している細菌も、人によって様々です。
なんとかしたい!
その細菌が「虫歯になりやすい細菌」が多い人、「歯周病になりやすい細菌」が多い人など、多種多様です。
当然、虫歯になりやすい細菌が定着している人は虫歯になりやすく、歯周病になりやすい最近が定着している人は歯周病になりやすいわけです。
虫歯菌の多い人は歯周病菌が少ない、虫歯菌の少ない人は歯周病菌が多いとも言われています。
しかし、全ての人には当てはまらず、残念ながら虫歯が多いのに歯周病が進んでいる人もいます。
お口に住み着いている細菌の種類は3歳ごろまでに定着し、その後一生変わらないと言われています。
しかし、パートナー(結婚相手など)が歯周病だったりすると、移る事があるようで、結婚後に歯周病が悪化した方もいます。
細菌に関する環境は変わらないですが、虫歯の原因はいくつかの要素が重なった時になるので、どこかを崩せばいいわけです。
食後の歯磨きで歯垢(歯垢の7割は細菌です!)をしっかり落とす、
ダラダラ食事や間食をしない、
食事(間食)と食事(間食)の間(時間)をしっかり開ける、
などをすると、それだけでも虫歯のリスクを軽減できます。
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