最も虫歯になりやすい糖は3種類

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最も虫歯になりやすい糖は3種類

・スクロース(砂糖)
・グルコース(ブドウ糖)
・フルクトース(果糖)

その中でも一番虫歯菌が喜ぶ糖はスクロースです。
普通のお砂糖です。
何にでも使われているお砂糖。

スクロースはグルコースとフルクトースが結合した「二糖」に分類され、
グルコースとフルクトースはそのままの「単糖」に分類されます。

・グルコースはブドウに多く含まれていて、なのでブドウ糖と言います。
分子が一番小さいため、エネルギー補給を急ぎたいとき(低体温症や体力の落ちている人など)はブドウ糖が一番吸収が早い糖分です。

・フルクトースは「果糖」で、その名の通りフルーツに多く含まれます。

「糖」は他にもマルトース(麦芽糖)やガラクトースなどがありますが、これらは「歯垢の形成」の原因にはなるものの、「酸の産生」の直接の原因にはなりにくい糖です。

虫歯のメカニズム

虫歯のメカニズムは、簡単に説明すると、「歯垢(歯に付いてる汚れ)に含まれている細菌(ミュータンス菌)が、糖を餌にして活動し、「酸」を産生する事によって、歯の表面が酸に溶かされる事」。
これが繰り返される事でだんだん歯に穴が開いてきます。

つまり「糖」が口の中に長く留まるとか、糖を口に入れる時間や回数が増えれば増えるほど、虫歯は進行しやすくなります。

虫歯になりやすいお菓子や飲料

炭酸飲料(ブドウ糖や砂糖入り)は飲み物なので、口の中に長く留まる事はありませんが、糖質が高く、炭酸自体も酸性の液体なので、口の中や歯の表面が酸性になってしまいやすいものです。

飴やキャラメル、チューイングキャンディは糖分の塊のようなもので、口に入れている時間が長いので、たくさん食べれば、当然虫歯のリスクが上がります。

ラムネ(粒状のお菓子)も、粒が小さく、何度も口に運ばれる事と、歯の溝に詰まりずっとそこに留まってしまうので、これも虫歯のリスクがとても高いです。

でんぷんも糖のもと

でんぷんは甘みがありません。でも「糖」の仲間です。
ブドウ糖がたくさん結合して大きい分子(塊)になったものがでんぷんです。

分子が大きいので、舌(べろ)で甘みとして認識しづらいのです。
これが唾液(つば)の中の消化酵素(消化するために分解するための物質)であるアミラーゼが作用すると、分子が切れて小さくなり、デキストリンとなり、もっと分子が小さくなるとマルトースとなり、最終的に小腸ではブドウ糖(一番小さい糖の分子)にまで分解されます。

でんぷん=炭水化物
でんぷんと言うと、片栗粉やコーンスターチがでんぷんその物なので想像しやすいですが、
ご飯、パン、パスタ、うどんなど、みんな炭水化物(でんぷんと同じもの)です。

お口の中ではブドウ糖にまではならないけど、マルトース(麦芽糖)にはなりますので、ご飯を口の中でずっと噛んでいると、だんだん甘みが出てきます。

なので、甘いものだけでなく、食事時間の長い人や、食事や間食の回数の多い人も要注意です。

嚥下障害のある方は、食の形態により、虫歯のリスクがとてもリスクが高くなる

飲み込みが苦手で(嚥下障害)、とろみを付けた飲み物や食べ物を摂っている方も、口の中に食べ物が残りやすいので、それが虫歯の原因にもなります。

特に奥歯のほっぺ側などに残ったものは、何時間もずっとそのままになってしまう事も少なくありません。

うがいや歯ブラシで口の中に残ったものの除去はとても重要です。

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